コアな第一歩

コアな問題では、起業をめざす人が陥る「起業資金の浪費3大パターン」についてお話ししました。

起業には3つのステージがあります。

ステージ1:欠乏からアバンダンスへ(マイナス→ゼロ)
ステージ2:コアビジネスの構築(ゼロ→イチ)
ステージ3:コアビジネスの仕組み化(イチ→満足)

起業したいと思った人のほとんどは、「起業資金の浪費3大パターン」のどれか、もしくは複合技で “穴” に落ちます。

失敗パターン(穴)1:どんな状況下でも全力で失敗を引き寄せている
失敗パターン(穴)2:自分のコアテーマ/スキルが特定できていない
失敗パターン(穴)3:深いレベルでの直接関与を受けていない

この3つの問題を放置、つまり「ステージ1」を飛ばしてビジネス構築の方法論(ステージ2)を教える教材やプログラムに飛びついてしまうのです。でも、車が上り坂に向けて3速発進できないように、この3つのコアな問題を無視してステージ2の教材やプログラムにいくら時間・労力・お金を費やしても「空吹かし感」ばかりが募ります。

それを続けていくと、だんだん麻痺してきます。ノウハウや教材を買うことが目的化していきます。気づいたら、どっぷりノウハウコレクター、セミナージプシーになってしまっていたりします。

コアな第一歩=全体像の把握

すでに中毒になっている人も、これから中毒になっていこうとしている人もご安心ください。起業フィールドに張り巡らされた “穴” に陥らず、コアとともにビジネスを立ち上げるための最短ロードマップ、すなわちコアビジネス構築の全体像をお見せします。

世に出回っている起業に関するビジネス書やノウハウ教材は、きわめて限られた部分についてしか示されていません。そのときや、その成功者にしか起こりえなかった時流だったり運を伴う内容だったり。

ブレインオーバーロード

またビジネス書やノウハウ教材には、その成功者が顕在意識で把握している部分は示されていますが、天然で(無意識に)やっている部分は当然飛ばされています(そこにこそコアスキルが宿っています!)。成功する前の恥ずかしい時代、苦しかった時代(マイナス→ゼロ、ゼロ→イチ時代)についても、また、マネタイズの肝の部分に関しても隠されていたりします。

それはまるで、1,000ピースぐらいあるパズルのうち、まだ6ピースぐらいしか見せられていないようなイメージです。そんなビジネス書やノウハウ教材は、じつは買えば買うほど混乱してきたりします。無秩序で断片的なパズルのピースばかりが増え情報過多になり、脳がオーバーロードしてしまうのです。

大切なのは一貫性と
調和の取れた知恵の総体

臓器の寄せ集めで人は作れません。それと同じように起業を成就させるのにも、全体と部分に調和のある『知恵の総体』に触れることが大切になります。理想のライフスタイルを体現している成功者を見つけ(一定の期間、他の情報を遮断し)深く学ぶことで、その『知恵の総体』を身につけることが可能になります。

私はラッキーなことに傑出したプレイヤーから、その『知恵の総体』を学ぶことができました。そこで得た全体像をシェアします。あなたがご自身のメンターを見つけるまでの「仮の全体像」として、参考にしてください。

相似形にズームイン

優れたものには一貫性があり、すべての部分(パーツ)、すべての階層(レイヤー)に調和が取れています。傑出した米国人メンターから学び、さらにそれを日本人のメンタリティに最適化するためにフルコミットした4年の歳月で熟成された、起業に関する『知恵の総体』をシェアします。

大きな流れは、冒頭にお伝えしたとおり、

ステージ1:欠乏からアバンダンスへ(マイナス→ゼロ)
ステージ2:コアビジネスの構築(ゼロ→イチ)
ステージ3:コアビジネスの仕組み化(イチ→満足)

ということになります。

これをもう一段階ズームインして各パーツがどのように構成されているのかを明らかにしていきます。それぞれ3つずつあります。

コアビジネスを構築する
コアデザイン全体像

[ステージ1]欠乏からアバンダンスへ(マイナス→ゼロ)
・外ではなく内側を探求する
・欠乏ではなく豊かさを探求する
・直接関与のエネルギー交流の場を探求する

[ステージ2]コアビジネスの構築(ゼロ→イチ)
・コアを社会のニーズに紐づける
・コアとともに生きる力をつける
・コアとともに稼ぐ力をつける

[ステージ3]コアビジネスの仕組み化(イチ→満足)
・コアにレバレッジをかける
・コアとともに教える力をつける
・コアとともに導く力をつける

一言ずつ説明します。

[ステージ1]
欠乏からアバンダンスへ(マイナス→ゼロ)

外ではなく内側を探求する:内に秘めたるコアテーマ/コアスキルを特定して、その人のパフォーマンスが限界を超えて進化していくモチベーションの源泉を掘り当てます。(コアクエスト)

欠乏ではなく豊かさを探求する:豊かさしか引き寄せられなくなる磁石(信条)をコアに据えることで、どう転んでも成功しかない道を切り開いていきます。(コアマインドセット)

直接関与のエネルギー交流の場を探求する:成功を加速させる3つのエネルギー「知恵・感情・決断のエネルギー」を確保するために不可欠となる「メンター・アドバイザー・仲間」を確保します。(成功ワープ術)

[ステージ2]
コアビジネスの構築(ゼロ→イチ)

コアを社会のニーズに紐づける:コアを現金化するための秘密の場所が、オンライン/オフライン問わずあります。そこで採取してきたものを組み合わせることで価値の最大化を図ります。(コアフュージョン)

コアとともに教える力をつける:物事をマスターする最短かつ唯一の道は実践の現場で教える(アウトプット)ことです。それ以外の無駄な「実践を伴わない練習の時間、労力、浪費」をすべてカットします。(メンター/メンティ統合メソッド)

コアとともに稼ぐ力をつける:コアテーマ/コアスキルを提供していくフィールド(業界)が決まれば、現金化を最大化させるための6つのステップを登っていきます。(新0円起業術)

[ステージ3]
コアビジネスの仕組み化(イチ→満足)

コアにレバレッジをかける:コアな商品/サービスが固まれば、その価値を裾野に広げていくための豊かさに満ちたパートナーシップを構築していきます。(協力者の獲得)

コアとともに分かちあう:コアビジネス構築の経験は、それを語ること自体で現金化するさまざまなアプローチがあります。こちらも別チャンネルで整備していきます。(経験の資産化)

コアとともに導く力をつける:経験値が高まれば、後進の指導を進めていくことで、あなたのコアにある知恵で人生が変わり豊かになる人がドシドシ増えていきます。(講師力)

これらが、コアを富に換える喜びに生きるステップです。

ビジネスは足し算ではない

だんだんお気づきになってきたかもしれませんが、事業を構築していくということは、こういった全体像の把握、そして、そのパーツを1つひとつ丁寧にクリアしていく必要があります。コアであろうとなかろうと、独立してお金を稼げるようになるには、これらのパーツを整えていく必要があるのです。

よく、ビジネスは掛け算と言われます。9割のパーツが整っていても、盲点となっている1つの要素でも欠けていると、結果はゼロなのです。だから、そのすべてを網羅する総合的な知恵を一人のメンター、1つのコミュニティに絞り込めた日が、本当の意味での『起業のスタート地点』となります。

この『起業のスタート地点』に立つには、とにもかくにも「コアの探求」が大切になります。

すべての人が渇望しているもの

私が世界トップクラスのコピーライターの元で仕事をしていたときに学んだ「大きな気づき」があります。そのメンターの元には、何百万ものコンサルフィーを惜しげもなく差し出す経営者、コアビジネスプレイヤーが列をなしていました。すでに何千万、何億、何十億と稼いでいる人も多くいました。

そんな彼らとのセッションの内容は多岐にわたりますが、いつも最後に到達するところは同じ場所でした。業界、ジャンル、立場、ビジネスの規模を問わず、結局、メンターがクライアントたちに気づかせようと心砕いていたのは‥‥そして、クライアントたちも渇望していたのは‥‥

それは、『コアとともに生きる』というメッセージでした。

コアって、とても抽象的な言葉です。わかりにくいです。つかみにくいです。でも、コアから逸れた人生は不毛だということだけは確かです。何十億稼ごうと、どれだけ社会的地位を築こうとも、コアとともに生きているという実感がない人は不幸な道を歩むようです。

傑出したメンターと同じ空気を吸うことで学べたことは星の数ほどあります。でも、一番ありがたかった「気づき」は、この『コアとともに生きる』ということの大切さでした。だから私は、そこに最初から徹底フォーカスした起業の場をつくりたいと思いました。

見えない相手に教材だけを売るビジネスではなく、血の通う手作りの実践の場を中心としたコミュニティをコアとともに紡いでいきたいと思いました。

コアに触れているときは、感情や魂が打ち震えることを感じます。鳥肌センサーは、自分のしていることがコアか否かを正確に伝えてくれます。

そんなコアなテーマやスキルの探求。そのコアに光を当て取り出し、磨きあげ、社会に役立てていく。その対価として「心の報酬」と「お金の報酬」の両方を感謝をしながら受けとる。そして、その喜びをメンター、アドバイザー、仲間たちと分かちあう。

‥‥これが過程も結果も楽しく、充足感に満ち足りた『コアな富の構築法』だと私は感じています。

そんなコアに生きる人びとへ

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